Our approachイノベーションの考え方

For generating a new value“新しい価値”を社会に⽣み出すために

既存企業は何を⽬的にイノベーションを興すのか? それは、本業⾰新と新規事業の⼆本⽴てにより、“新しい価値”を社会に⽣み出すためだとJINは考えます。多くの⽇本企業が重視してきた、売り⼿よし、買い⼿よし、世間よしの「三⽅よし」の精神。この精神をもとに、社会の課題を解決し、新しい価値を提供する、多くのイノベーションが⽇本企業から⽣み出されてきました。 JINは、⽇本企業のこの精神、価値の構想⼒、そして技術⼒を活かしながら、⽇本と世界の社会の課題を解決するイノベーション活動を加速⽀援しています。

イノベーションを興すには

考え方01既存事業の発展と新事業創造の“二階建てイノベーション経営®”が必要

全ての企業に“創業期”があり、通常、創業者が新しい事業を興し、発展させていきます。創業期には事業プロセスやインフラが不完全ですが、創業者主導の新事業創造のエコシステムがあり、そこから新しい事業が生まれていくのです。

やがて、それらの創業活動が落ち着くと、全ての事業が日常業務に変化します。確立された事業モデルに基づき、成長志向で現業を成長させていくのですが、そこでは、極力ミスを少なくすること、安定稼働と改善活動が事業の焦点となり、そのためのOS(オペレーティングシステム)が構築されていくのです。

そうなった場合、安定稼働を目的とするOSから非連続な新しい事業や製品・サービスを生み出すことは、必然的に難しくなります。 それゆえに、既存事業の安定稼働のOSに加えて、新事業創造の新たなOSを構築することによって、自社内に新たな成長エンジンを持つことが可能なのです。

このような課題は日本企業独自のものではなく、世界共通の課題です。そのため、既存企業からイノベーションを起こすためのマネジメントシステムの国際規格化の検討がISOにて2013年より始まり、2019年は産業史上初の国際規格ISO 56000シリーズの中核規格であるISO 56002が発行されました。JINは国内審議団体としてこのプロセスに日本を代表して一貫して関わってきました。

経営を二階建てへ

考え方02新事業創造のマネジメントシステムとは?

新事業を興し続けるためには“新事業創造のためのマネジメントシステム”を構築することが必要です。このマネジメントシステムには、5つの要素があります。「経営者」「事業創造人材・チーム」「加速支援者」という人にまつわる要素と、「社内プロセス」「社内インフラ」という経営の仕方に関わる要素の2種類です。

新事業創造のマネジメントシステムにおいては、5つの要素全てが必要で、これらが相互に掛け算で作用し合うことによって、まさに新しい価値を生み出すOSとして社内からのイノベーション創造を加速するのです。この考え方はISO56000シリーズに明確に反映されています。

イノベーション社内エコシステムの構築

考え方03“えせ正義の味方”の存在を前提とした対策が必要

社内に新事業創造のマネジメントシステムを構築する際には、企業社会の現実を前提にしなければなりません。それは、“えせ正義の味方”の存在です。

“えせ正義の味方”とは、本人には何の悪気もなく、むしろ正しいことだと思いつつ、非連続なアイデアや新しい試みを潰して歩く人のことです。残念ながら、企業社会においては、現状の業務を決められたルール通りに行うことがビジネスの基本であるという、現状維持や前例主義に価値を置く“えせ正義の味方”が多いのも事実です。

しかし、当然のことながら、イノベーションは現状維持や前例尊重からは生まれません。自社を“イノベーションを興し続ける企業”に変革するときには、えせ正義の味方の存在を前提とした対策を打たなければなりません。

組織内の「えせ正義の味方」の存在を前提としたエコシステム構築が必要

JINのイノベーション加速支援フレームワーク「イノベーションコンパス®:羅針盤」

JINは、2013年から大企業支援を通して得られたノウハウを集約した独⾃のフレームワーク「イノベーションコンパス®」を活用しながら、企業がイノベーションに取り組むにあたって抱える課題や強化すべき要素を洗い出し、様々な外部パートナーと連携しながら企業のイノベーション・プロジェクトを包括的に加速⽀援してきました。

ISO 56002を作成する過程では、日本企業の大企業支援から得られた知見を規格案の中に存分に取り入れ、イノベーションコンパスの考え方は、ISO 56002の中に取り入れられ国際規格化しています。

イノベーションコンパス®:羅針盤
ISO56002:イノベーション・マネジメントシステムのフレームワーク
ISO56002:イノベーション・マネジメントシステムのフレームワーク