Our PhilosophyJINのイノベーションの考え方


”新しい価値”を社会に⽣み出すために

経済産業省「フロンティア人材研究会」*にて、欧米の産官学のイノベーション・ベストプラクティス調査を行い、日本企業のイノベーション経営への転換を2013年に提言。それは、効率性と創造性の両方の同時追求を行う「二階建て経営」の実行で「両利きの経営」とも近い概念です。

内容への高評価から実行への期待値が高まり具体的な企業との活動、政府や国際機関との連携、世界各国のイノベーションハブと連携を行うための組織として、研究会委員を中心に2013年7月に一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)を設立しました。

*元・ソニー株式会社社長、現・長野県立大学理事長の安藤国威氏を座長とし2011年11月から2013年3月まで活動。
2011年度報告書 2011年度報告書【エグゼクティブ・サマリー】 2012年度報告書

イノベーションの課題



新しい事業を興し事業を発展させる創業期には、事業プロセスやインフラは不完全ですが、創業者(チーム)主導の新事業創造のエコシステムが出来、そこから新しい事業が生まれます。



創業活動が落ち着くと、全ての事業が日常業務に変化し、現業を成長させるためのOS(オペレーティングシステム)が構築され、既定路線の実行が組織の主軸の活動になります。そのため、新しい事業や製品・サービスを生み出す探索活動を軸とするイノベーション活動は、必然的に難しくなります。

課題とその原因

少人数の活動 vs 大多数の活動

イノベーションを組織内の一部の部門や個人の活動だと考えて、多くの社員が行う組織的な活動と認識していないこと。

発明 vs イノベーション

インベンション(技術開発・発明)とイノベーション(価値創造)を同一と考えており、インベンションには組織的に取り組むが、イノベーションに組織的に取り組む世界標準の方法論を知らないこと。

直線的な仕事 vs 非線形な仕事

企業の経営システム(OS)が、決定事項の直線的な実行(オペレーション)を優先し、試行錯誤を前提とする非線形なイノベーション活動を阻害してしまうこと。

イノベーション vs えせ正義の味方

現状維持や前例主義に価値を置くえせ正義の味方が、 悪気なく新しいアイデアや試みを潰してしまうこと。

JINの二階建てイノベーション経営

組織の中で持続的なイノベーション活動を行うためには、既存事業の発展とは別に、イノベーション活動のための新たな自社IMSを構築し、新たな成長エンジンを持つことが必要です。それが「二階建てイノベーション経営」です。

ISO56002(イノベーション・マネジメントシステム/IMS)とは?

既存組織からイノベーションを興せないという課題は日本企業独自のものではなく、世界共通の課題です。そのため、既存組織からイノベーションを興すためのマネジメントシステムの国際規格化の検討がISOにて2013年より始まり、2019年には産業史上初のイノベーションの国際規格ISO56000シリーズの中核規格であるISO56002が発行されました。JINは国内審議団体として規格開発・国際交渉・国内審議委員会の運営に一貫して関わっており、ISO56000シリーズのスキームオーナーとしてIMSの正しい普及に努めております。

既存組織からイノベーションを興せないという課題は日本企業独自のものではなく、世界共通の課題です。そのため、既存組織からイノベーションを興すためのマネジメントシステムの国際規格化の検討がISOにて2013年より始まり、2019年には産業史上初のイノベーションの国際規格ISO56000シリーズの中核規格であるISO56002が発行されました。JINは国内審議団体として規格開発・国際交渉・国内審議委員会の運営に一貫して関わっており、ISO56000シリーズのスキームオーナーとしてIMSの正しい普及に努めております。

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