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「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成をビジネスで目指す オープンイノベーション・プラットフォーム「SHIP」が稼動
2016年12月16日
一般社団法人Japan Innovation Network
国連開発計画(UNDP)
~「SHIPコミュニティメンバー」や法人会員の募集を開始 ~
ヘレン・クラークUNDP総裁とJINの西口尚宏専務理事
一般社団法人Japan Innovation Network(東京都千代田区、代表理事:紺野登、以下「JIN」)と国連開発計画(UNDP)は(東京都渋谷区、駐日代表:近藤哲生、以下「UNDP」)は、本年7月に共同で設立した「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を日本発のビジスで目指すオープンイノベーション・プラットフォーム「SDGs Holistic Innovation Platform (SHIP)」のコミュニティメンバーや法人会員の募集、およびプログラムの提供を開始し、プラットフォームの活動を稼動させます。
2015年9月に国連で採択された、2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットからなるSDGsでは、民間セクターには、資金提供のみならず、事業活動を通じてSDGsの達成に積極的に寄与することが期待されています。気候変動や国境を超えた社会の不安定化、デジタル経済の加速など、社会・経済課題の解決が喫緊の課題となっている昨今、これらの課題をビジネスで解決するという動きが世界各地で、また日本でも広がっています。
これらの流れを受けて、JINとUNDPはSDGsをビジネス機会として捉え、日本企業によるイノベーションを促進し、SDGの達成に寄与する革新的なビジネスを起こしていくためのオープンイノベーション・プラットフォーム「SHIP」を本年7月に設立し、公開フォーラムを開催しました。UNDPが、とくに日本の民間セクターのノウハウを活用して、SDGsを達成することを目的に、このように幅広いステークホルダーを巻き込んだプラットフォームを構築するのは初めてです。また、SDGsを軸にビジネスイノベーションを図る、このようなオープンプラットフォームの構築は日本初です。
12月13~14日に日本政府が主催した「国際女性会議WAW!」に出席するために日本を訪問したUNDPのヘレン・クラーク総裁は、「SDGsを達成するためには、イノベーティブな手法が必要です。今回、SHIPという新しい試みが日本から始まったことを歓迎します。SHIPを通じて世界各国のUNDP事務所やステークホルダーが日本企業とつながり、SDGsの実現に向けたビジネス活動が加速することを望んでいます」と語り、SHIPへの期待を寄せました。
SHIPエコシテム
JINとUNDPでは、7月以降、SHIPエコシステムの構築、会員制度や各種プログラムの準備を進めてきましたが、この度、SHIPの趣旨に賛同する「SHIPコミュニティメンバー」(法人・個人)と法人会員の募集、および各種プログラムの提供を開始し、SHIPは本格稼動します。また、2017年初頭の稼動に向けて、世界中の課題やニーズの生情報を収集し、日本企業の技術・ノウハウと結びつける「SHIPデジタルプラットフォーム」の構築も進めています。法人会員は、このデジタルプラットフォームを活用することができます。
多くの日本企業、また多様なステークホルダーのSHIPエコシステムへの参加を積極的に募りながら、日本企業の新規事業機会の創出と実現、それと同時に日本の民間セクターがビジネスを通じた開発課題の解決とSDGsの達成への貢献の加速をSHIPは促進していきます。
SHIPデジタルプラットフォーム
SHIPのプログラム
※「オープンプログラム」は個人・法人向け、その他のプログラムはすべて法人向けです。
SHIPのプログラムや会員制度の詳細、「SHIPコミュニティメンバー」への参加申し込みについては、以下のホームページをご覧下さい:
【お問い合わせ先】
一般社団法人Japan Innovation Network Tel.03-5510-7188 ship@ji-network.org
国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所 Tel.03-5467-4751