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JINイノベーション便り

西口尚宏のイノベーション日記#1「最近感じていること」

「大企業からイノベーションは興らないという定説を覆す活動」に身を投じてから早や数年が経ちましたが、日々発見の連続です。おかげさまで、複数の加速支援先で具体的な成果が出始めたところですが、桜に恵まれた新年度を迎えるにあたり、ご縁を頂きましたお一人おひとりに定期的に近況をお伝えする「西口尚宏のイノベーション日記」をお送りすることにしました。

JINは私が全力投球している活動ですので、どうしてもJINでのイノベーション活動の話題が中心になりますが、一般社団法人日本防災プラットフォームの代表理事としての活動もイノベーション視点で行っておりますので、国際防災の話題に触れることもあると思います。西口からの私信という形を取らせて頂きますので、気軽にご高覧賜れば幸いです。

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最近感じていること:

いまや「イノベーション」という言葉を聞かない日はありませんが、イノベーションを「飛び地の新規事業」という狭い定義でとらえているケースが多いようです。私は、イノベーションは、「本業変革と新規事業の組み合わせで、新たな社会的・経済的価値を生み出すこと」と考えておりますが、この基本スタンスがずれていると、多角化戦略や突飛なアイデア集めをイノベーション活動と勘違いしてしまうケースもあるようです。イノベーションには、経営者の目的意識と覚悟や現場のやる気、さらには具体的な仕掛けの掛け算が成功の鍵であると日々感じております。

Update 1:

「2つのソウギョウ(操業と創業)」をコンセプトに、「日経ビジネスオンライン」での連載を4月6日にスタートしました。イノベーション活動を経営の視点で描いております。

Update 2:

UNDP(国連開発計画)と共同で、SDGs(持続可能な開発目標)をイノベーションの機会として捉えるオープンイノベーションプラットフォーム「SHIP(SDGs Holistic Innovation Platform)」の運営を開始しました。

それに伴い、UNDPとの関係強化のために通常資金への拠出を行い、イスラエルに次ぐ立ち位置となっております。

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今後、海外出張やお知らせしたい内容がある際に、この「イノベーション日記」をお送りいたしますので、ご高覧賜れば幸いです。