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JINイノベーション便り

[2022/7/15号] 認証規格ISO56001の開発交渉が本格稼働しました!

6月27日~7月1日 オーストリアのウィーンに本部を構える国連工業開発機関(UNIDO)にて開催したISO国際会議に、日本代表として西口と尾﨑が出席しました。

参加国ですが、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、スウェーデン、スペイン、ポルトガル、アイルランド、アルゼンチン、ブラジル、メキシコから各1〜3名のエキスパートが参加しました。結果、G7の全てとG20の一部の国々が主要メンバーであることが特徴です。

具体的な活動としては、カナダ作成の認証規格であるISO56001原案への各国からの総計600の改善提案コメントを一つ一つ吟味して、意思決定する会議を朝9:00~夕刻17:00まで連日行いました。日本は150のコメント(全体の25%)を出しており、日本のコメントを実現することと同時に、他国のコメントに対しての議論の上、即断即決で判断と合意形成を行うという、持ち帰って検討が出来ない厳しい現場です。

今後の予定ですが、7月11日週より毎週1回、3時間のオンライン会議(日本時間21:00~24:00)を8月末まで継続実施します。9月12日週に再度対面での会議(欧州)を開催し、原案のドラフトを確定。その後、もう一度各国にてレビューし、プロセスを進めていく流れです。2024年の発行を目指して交渉が今後進んでいきます。

ところで、お知らせとなりますが、2022年10月28日(金) 午後1時より、JIN設立10周年記念「第4回JINイノベーション・マネジメントシステム(IMS)サミット」を開催します。

サミットのテーマは、「ソニー再生:SAP誕生秘話」です。

ソニー前CEOの平井氏(現ソニーグループ・シニアアドバイザー)の著作『ソニー再生』では、ソニーの再生にあたり2014年にソニーが開始したSAP(シード・アクセラレーション・プログラム)が大きな役割を果たしたことが語られています。

その誕生秘話を、当時のCEOでSAP誕生にゴーサインを出して支え続けた平井氏をお招きして伺います。SAP誕生の当時を振り返りながら、経営者やミドルの役割など多角的にお話を伺い、議論を交わします。経営者や新規事業部門の責任者の方向けの内容になっておりますので、ぜひご参加頂ければと思います。

イベントの詳細とお申し込みはこちらからです。

最後までご高覧頂き、ありがとうございました。