Newsニュース
GEC2022参加報告
世界中から集まったGEN各国代表による集合写真
JINの活動の一つに、世界各国のスタートアップコミュニティとの連携があります。
米国のカウフマン財団が運営に深く関与しているグローバル・アントレプレナーシップ・ネットワーク(GEN)の日本拠点であるGEN Japanの事務局として、JINは2013年から活動して来ました。また、西口はGEN Japanの日本代表も務めております。
GENのミッションは世界中に起業家精神のエコシステムを作り上げるという壮大なもので、この取り組みへの参加は130ヵ国を超えます。GENがアントレプレナーシップ・エコシステムの国連と呼ばれるのも頷けます。
GENの活動は多岐にわたります。各国政府へのアントレプレナーシップ・エコシステムに関するアドバイス、関係者の世界的なネットワークの構築、全世界のスタートアップのピッチコンテストとアクセラレーションプログラムの主催など、広範囲な活動を既に10年続けています。
コロナ前、最後の年次総会は2019年に行われたバーレーンでの大会でした。
それ以前はイスタンブールや南アフリカなどで開催されており、世界各国での会議に参加することでJINは世界各国とのネットワークを構築してきました。GENのネットワークは信頼する仲間のコミュニティであり、GENは世界的なネットワークを構築しています。
コロナ禍が世界を襲う中、GENは2021年にアントレプレナーシップ・ワールド・カップ(EWC)を開催しました。日本からは数多くのスタートアップが挑戦し、3社が世界のトップ100スタートアップに選ばれています。そのEWC2021の最終決勝戦と共に年次総会であるグローバル・アントレプレナーシップ・コングレス(GEC 2022)がサウジアラビアのリヤドで行われ、この度、実に2年半ぶりの海外出張を行いました。
世界から集まったGENの国代表による会議の場
久々の大規模なオンサイトのミーティング参加でしたが、100を超える国の人達と直接議論を交わしたり、偶然の出会いがあったりと、多くの気づきがある素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。キーワードは「全世界で起こっているエクスペリエンス・エコノミーへの急激な変化」。スタートアップからスポーツの世界まで含めた急激な変化を捉えつつ、世界中でアントレプレナーシップのエコシステムをいかに創り上げて繋げていくかという大きなテーマで議論ができました。
日本の起業家精神が、大きく発展することはJINの目的である「すべての組織からイノベーションが興る国へ」を実現する上で、欠かせない非常に重要なテーマです。
今後もJINはGEN Japanの活動も強力に推進しながら、日本が起業家精神溢れる国になるよう、活動を続けていきます。