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2020.4.28開催 JIN×米Hito Instituteオンラインフォーラム「いまシリコンバレーのイノベーション・コミュニティで何が起こっているのか? ~コロナ危機のなかで~」
2020.4.28開催 JIN×米Hito Instituteオンラインフォーラム「いまシリコンバレーのイノベーション・コミュニティで何が起こっているのか? ~コロナ危機のなかで~」
コロナ感染症が猛威を振い、世界の経済・社会に大きな影響を与えているなか、シリコンバレーのイノベーション・コミュニティはどのようにこの逆境に立ち向かおうとしているのか?
昨年10月にJapan Innovation Network(JIN)の理事に就任した米Women’s Startup Lab代表のAri Horie氏が、グローバルに活躍できるイノベーティブなリーダーの育成をめざして立ち上げたHito InstituteとJINが共同で、シリコンバレーと東京をオンラインで結び、フォーラムを開催しました。
日本企業がイノベーションを継続させるために、どうコロナ危機を乗り越えることができるのか?日米両国のイノベーションシステムに精通し、スタンフォード大学US-Asia Technology Management Center長を務めるDr. Richard Dasherと、5年前にシリコンバレーに渡って起業し、スタートアップや日系企業の新規事業支援などを行っているTakeoff社長のHiro Ishikawa氏にもご登壇頂き、参加者とともに、コロナ後を見据えた議論を行いました。
Ishikawa氏は、シリコンバレーの店舗や企業は「継続ありき」ではなく、徹底した経済合理性を追求し、創業75年の老舗レストランが「経済の復活には時間がかかる」と判断して外出禁止令が出た翌週には閉店した事例や、営業禁止に追い込まれたジムが、フィットネス器具をオンライン販売し、スタッフが器具の使い方・トレーニングメニューをオンラインで紹介する事業を始めるなど、強みを活かしながらニーズに合わせた柔軟なピボットで業態変化を遂げた事例などを紹介。
Dr. Dasherは、コロナの経験から、企業はイノベーションのペースを常にコントロールすることはできないこと、また、 “イノベーション”というのは新しいテクノロジーを導入するということではなく、ビジネスにおける基本的な人間関係を理解して強固にするためにテクノロジーを使いこなすことだということを学んだと語りました。
“Diversity is the driving force of innovation. And innovation is the driving force of change.”と自らの経験から力説したHorie氏は、考えすぎて動けなかったこと、やりたかったけれど今まで説得できなかったことなど、こういう時にこそ、心でビジネスを動かすべきだと呼びかけました。
JINは、今後もシリコンバレーとのネットワークを活かし、日本企業への示唆を皆様に提供するとともに、今後、日本とシリコンバレーをまたがるイノベーション・コミュニティを形成していく計画です。