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スウェーデン大使館・Business Sweden主催の「Pioneer the Possibleサミット」に登壇
イノベーション先進国であり、持続可能な社会の実現においても世界をリードするスウェーデン。Japan Innovation Network(JIN)は、2013年の設立当初からスウェーデンの官民との連携を進めています。
そのなかで、12月5日、スウェーデン大使館とBusiness Swedenが主催し、東京で開催された「Pioneer the Possibleサミット」に、JINと国連開発計画(UNDP)が共同運営する「SDGs Holistic Innovation Platform (SHIP)」の運営責任者を務める小原が登壇しました。会場となった、サミット協賛企業のひとつであるアストラゼネカ社の東京支社には、スウェーデンと日本の官民から百数十名が集まり、堀井貴史 アストラゼネカ・ジャパン社長、ペールエリック・ヘーグべリ駐日大使、里見隆治 経済産業大臣政務官の挨からサミットが始まりました。
<挨拶をするペールエリック・ヘーグべリ駐日スウェーデン大使>
自然エネルギー財団理事長でスウェーデンのサーキュラー・エコノミー代表団議長でもあるトーマス・コーベリエル氏による基調講演1「カーボン・ニュートラルの目標を達成するためのエネルギー、モビリティ、サーキュラリティアジェンダの展望」に続いて、「持続可能な社会をイノベーションで実現する」と題した基調講演2に小原が登壇しました。
<講演をするJIN 小原愛>
このなかで小原は、イノベーションは“課題の発見”からスタートする必要があること、イノベーションプロセス前半の「事業創造ステージ」ではしっかり試行錯誤することが重要であること、そしてこの試行錯誤のイノベーションプロセスがISO56002として国際標準化されたこと、またそのプロセスに沿って多様なステークホルダーが連携し、持続可能な社会の実現に向けたイノベーションが起こっている事例をお話ししました。
「サーキュラリティ」「モビリティ」「エネルギー」というテーマで参加者が分科会で議論し、その結果がアストラゼネカ、ボルボ、テトラパック、エリクソン社から報告された後のパネルディスカッションのモデレーターとして、小原が再度登壇しました。パネルディスカッションでは、2030年のSDGs達成、2050年のカーボン・ニュートラル達成に向けて、どう具体的に行動していくべきか4名のパネリストと議論しました。
パネリストとして登壇したエリクソン・ジャパンやスウェーデンのアインライド社がどう取り組みを進めているかという話や現在の困難な国際情勢も踏まえ、スウェーデンと日本が連携して具体的にどう行動するか様々なアイデアが出るとともに、“今こそ行動の時だ/The time for action is now”というサミット参加者の決意をもってサミットは締めくくられました。
<パネルディスカッションの様子>
JINでは、今後もスウェーデンの政府やイノベーション関連組織・専門家と密に連携し、彼らの先進的な取り組みを日本でのイノベーションに取り入れながら、日本企業におけるイノベーションの加速とイノベーション・マネジメントシステムの導入を支援していきます。