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JINイノベーション便り

[2020/10/9号] 第5回「JINオープン・イノベーション対話シリーズ」でJR西日本の取組みをご紹介頂きました・10/14に「JIN IMSサミット」開催

大企業においてもイノベーションプログラムや新規事業コンテストが多く行われるようになった昨今、イノベーション活動に取り組む方々との対話を続けることで気づきと実践の機会を提供したいと考え、JINでは「JINオープン・イノベーション対話シリーズ」(無料・全編オンライン・毎月第一金曜日の朝10:00~)を実施しています。イノベーションの本質を掴み、オープン・イノベーションの真髄に迫るため、毎回多くの人にご参加いただいています。

10月2日(金)に行われた第5回では、JR西日本 鉄道本部 野々村一志氏(イノベーション本部次長・オープンイノベーション室長・データソリューション室長・うめきた担当部長)をお招きし、「JR西日本が推進するオープン・イノベーション」についてご講演いただきました。

JR西日本では、少子化等社会環境の変化及び新技術の台頭等による「これまでの経験が通用しないより不確実な未来」を見据え、2017年から4年かけ、イノベーションネジメントの体制整備に取り組まれてきました。今回、JINの提供しているIMSAPスタジオに参加したまとめとして、自社の取り組みを国際規格と比較しながらその取り組みの内容をお話し頂きました。

印象に残っているのは、2018年3月に策定された「技術ビジョン」という「イノベーションの意図」の実現に向けた、社内体制の整備に関わるお話や、活動をISO56002の内容に沿って正確に整理されてのお話でした。その後、ファシリテーターの西口代表理事、松本常務理事を交え、170名以上の参加者の皆さまとの闊達な対話を行いました。当日議論された内容の一部を以下にご紹介します。

「どのようにありたい姿を構想したのか?」「各プロセスを主管したのは部署名か、個人名か?」「オープンイノベーションの活動を始めた時、社内各部門は取組みに好意的で協力的だったのか?」「社内の人材発掘において、具体的にはどのような素質を重要視して引き抜いているのか?」「これらイノベーション活動は、新たな収益源としての活動、という定義なのか、その一歩手前の活動、という定義なのか?」

これら対話を通じて、各企業にも共通した課題である、激変する世の中での「本業の重心移動」というキーワードが生まれ、その重要性と方法論の深堀りが行われました。

かねてよりお知らせしておりますが、10月14日(水)には、「第2回JINイノベーション・マネジメントシステムサミット」が開かれます。すでに600名の方のお申し込みをいただいておりますが、まだお申し込み可能です。無料・同時通訳付きと参加しやすいようにしております。詳細はこちら

第6回のオープン・イノベーション対話シリーズは11月6日(金)10:00-11:00に、米Women’s Startup Lab(WSLab)代表取締役 Ari Horie氏(JIN理事)に「シリコンバレーのオープンイノベーション」をテーマに話題を提供いただきます。奮ってご参加ください。詳細はこちら

JINでは、ISO 56002に基づいた貴社IMSのアセスメントと、IMSのグランドデザインを行うIMSAPキャンプなど多様なイノベーション加速支援プログラムを用意しております。よろしくご活用ください。